テンペラ工房 制作日誌

テンペラ工房 制作日誌

展示のお知らせ:松岡しずか展 『柔らかい、ところへ。』

 
松岡しずか展 『柔らかい、ところへ。』
(SZK Gallery 企画展示)
 
会場:SZK Gallery
 
日時:2016年2月16日(火) ~ 2月28日(日)
11:30 – 18:00 (月曜休廊、最終日:16:00迄)

 
Spring!, tempera work>

Title: Spring Tempera on Gesso, Canvas 130.0 cm x 162.0 cm

 

【展示の内容】
 
昨年の壁画制作に引き続き、SZK Gallery の企画による個展展示。
 
現代美術の大きな流れの中に於いて、テンペラ画の様にプロセスに支配される要素が大きい古典的な描き方は、現代性に欠け、感覚やおぼろげな意志などを表現しきれないとされている。確かに、テンペラは、厳格な作業工程、プロセスを踏みながらの制作となり、一見、即興的な描き方や、その時の感覚を自由に描くことは難しいように思われる。しかし、幾つものプロセスを経て執拗に描き進んでいくうちに、硬質だった画面には、繊細で柔らかい空気感が生まれてくる。自由度が高いとされている描き方では得られなかった、入念で、確かで、しかし柔らかな画面が生まれてくる。
 
今回の展示『柔らかい、ところへ。』では、山の厳しい寒さを耐えて生きる動物達をモチーフに選び、春の柔らかい暖かさを目指して生きる彼らの意志が、やがて画面に生まれる柔らかさの中に結実することを求めて制作した作品を展示。
 
動物達の思いの先にある柔らかさと、幾つもの工程の果てに画面の中に現れる柔らかさが重なり合う時、そこには奥行きを持った調和が生まれる。
 
【会場詳細】
 
SZK Gallery
〒253-0043 神奈川県茅ケ崎市元町4-32
URL: http://www.szk.jp

 
szkgallerymap.pdf

六花ファイルに選定されました

 

作品『外の世界へ』が、
第6期六花ファイルに選定されました。
 
この1、2年の間にじわじわと出てきた、
鳥をモチーフにした作品です。
 
作品『外の世界へ』画像
 
六花ファイルの掲載ページはこちらです。
http://www.rokkatei.co.jp/rokkafile/archives2015/021.html
 
一年間、2016年9月末まで札幌・真駒内の
六花文庫にて、展示されています。
お近くに行かれる時にはぜひ、お立ち寄りください。
 

メビウスの帯

 

これが『強さ』だと、ずっと信じ続けていたことは実は『弱さ』で、
逆に『弱さ』だと決めつけていたことの中から、何かが生まれることがあります。
 
作品を制作する上でどうしても、
人を惹きつけるような強さ、説得力のようなものを
意識しながら作ることが多いのですが、
それが返って、作品を弱くしているように、感じることがあります。
 
漠然とした感覚ですが。
 
『弱い』と思って切り捨てていたようなことの中から、
膨らんでいくことが、あります。

シジュウカラのヒナ

 

工房の前まで来たら、チチッ、チチッと、
すぐそばで鳥の声が。
 
側の木にも居ないし、屋根にも居ないし、
?と思ったら、すぐ足元に!
 
シジュウカラのヒナ01
 
シジュウカラのヒナです。
 
シジュウカラのヒナ02
 
大人になりかけの子なのか、
体は大分おおきいですが、毛並がパサッとしていて、
くちばしが、『エサ、ください!』の形です。
 
全然逃げず、カシャッと撮らせてくれました。
 
どうして巣から出たのでしょうか?
まだ長い距離は飛べないようでしたが、
もう、巣立ちなのでしょうか。
 
思いがけない出会いでした。

春!

 

今さら、ではありますが、
3月から描きつづけていた作品が、やっと完成しました。
 
テンペラ画『乗り越えて』、壁画『森の春』に続いて、
春を迎える野生の生き物たちを描いた作品です。
 
さすがにこの辺りも新緑を通り越して初夏が近づいている中、
工房をど~んと占有しているこの絵にやっと、『春』が宿りました。
 
この場で公開したいところですが、事情あって、
すぐにここで作品を公開できないのが、
このところの悩みでもあります。
 

 

2月に制作した壁画の展示が終わりました。
 
壁画の時はアクリルなので早描きが出来ましたが、
もともとの壁がかなりゴツゴツとしていて、
描き込んでいくには限界がありました。
 
『この続きを、絵で。』
そう思って同じテーマで描きはじめた絵が、
やっと細部の書き込みが出来る段階にまで来ました。
 
細部の描写
 
描けば描くほど、果てしなく、
奥深い世界へと入っていきます。
 

広島旅行(2日目)

 

2日目は、宮島へ。
 
広島駅前の乗り場から、路面電車に乗っていきました。
車がスレスレを通るので、ちょっとびっくりです。
 
広島の路面電車の中から
 
今回、何も下調べもせずに来た宮島。
 
一番の驚きは、そこに鹿が居たことです。
 
宮島の鹿1
 
今回の絵に登場した2頭は、完全に山梨の鹿のつもりでしたが、
思わぬところで出会ったこの子たちとの、
不思議な繋がりを感じました。
 
宮島の鹿2
 
引き潮の大鳥居。
水が引いていても、圧巻です。
 
宮島の大鳥居1
 
ロープウェイで、弥山にも行ってきました。
 
ロープウェイを降りて、山頂付近から山頂までの道のりが思いの他ハードで、
まる一日のトレッキングになりました。
 
弥山 山頂
 
山梨で毎日のようにみているヤマガラ、シジュウカラといった
野鳥たちに、ここでも会えました。
 
山を降りてくると、もう夕方。
ちょうど、潮が満ちていました。
 
満ち潮の大鳥居
 
広島の穏やかな気候、穏やかな人達。
穏やかな、瀬戸内の海。
 
宮島、厳島神社の心洗われる空気感。
弥山の豊かな自然。
 
何かのかたちで、作品に活かせることがあるかもしれないと、感じました。
とても印象深い、良い記念の旅となりました。

広島旅行(1日目)

 

大賞受賞の記念に、広島に行ってきました。
 
着いてすぐ、まずは平和記念公園へ。
 
広島平和記念公園
 
70年前に失われた尊い命に、そして戦後も後遺症で苦しまれてきた方々に、
祈りを捧げてきました。
 
原爆ドーム
 
そして、アステールプラザの
『第9回ガレリア・レイノ大賞展』展示会場へ。
 
ガレリアレイノ大賞展の展示風景
 
今回の私の作品、『乗り越えて』です。
 
松岡しずか 作品『乗り越えて』
 
厳しい冬を乗り越えて生きる山の動物たちを描いた作品。
 
12月~2月の山梨の冬の寒さを体感しながら、
コツコツと描いた記憶がよみがえります。
 
木の芽に施した金箔が輝くように、
とてもきれいにライティングして頂いてありました。
(この写真では、ちょっとわかりづらいのですが、、。)
 
入賞・入選の作品も、充実していました。
 
ガレリアレイノ大賞展の最も良い所は、募集作品のサイズ規定にあると思っています。
個人が所有して大切に家で飾れるサイズであり、
描く側も、大きな作品では難しい、繊細な描き込みをして作りこんでいけるサイズ。
 
多くの公募展が『100号まで』という既定の元、
実質80号~100号の作品のための公募展になっている中、
M6号~S10号というサイズは、とても貴重です。
 
ぜひこれからも続けて頂きたいと、切に願います。

春を迎えながら、

 

山にも、やっと遅い春がやってきました。
 
明るい陽ざしの中、
たんぽぽ、うめ、さくらが咲き始め、
うぐいすも鳴きはじめました。
 
壁画の後に描きはじめた絵は、
まさに、今のこの時期を想定して描きはじめた絵です。
 
残念ながら今すぐには仕上がらないので、
完成するころには、外の景色と絵の中の景色は、
ちょっとずれてしまいそうです。

展示のお知らせ:松岡しずか展 『やがて、みどりへ』

 
松岡しずか展 『やがて、みどりへ』
 
会場:キッチンハートランド
 
日時:2015年4月1日(水) ~ 5月31日(日)
11:00 – 19:00 (火曜定休)

 
Spring01

Title: 春の訪れ 板に石膏、テンペラ 33.3cm x 24.2cm

 

【展示の内容】
 
山の厳しい冬を乗り越えた生き物たちが、明るい光の季節を迎え、
活き活きと瑞々しい精気を放ち動き出す様子を描いたテンペラ画 約10点を展示。
 
『春へ、』の想いを抱きながら、しずかに、そして
たくましく生き抜く野生の生き物たち。
 
その力強い生命力には、素朴で、また原始的でありながら、
元々はそれら生き物たちの一部であるわたし達人間の、
忘れかけていた本来の生き方とは何かを、思い出させてくれるのである。
 
【会場詳細】
 
キッチンハートランド
〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3231-4
TEL:0551-36-6162

 
作品展示会場の地図

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